タイでは欧米から格安でリゾート感覚の医療が受けられる。
健康診断を初め、美容整形、専門的な治療も多々。
タイではこのうちサミティベージスクンビット病院へ、救急車で低血糖で運ばれ一日入院したことがある。
シャワー付のホテル並みの個室で、中華風のかゆがおいしく、何泊もしたくなった。
また、この冬、バルムングラードのヘルスセンターを見学した。各国の料理が食べられるまるでオリンピックむらのようなレストランから、ファーストフードまであり、快適そうであった。
サミティベージと同じ系列のリゾート病院、サミティベージスリナカリン病院に、この夏一日入院した。ここでも、看護士や介護人の質が高く、やはりフードコートが充実していた。日本語通訳も丁寧であった。
中国では、安く安心して受けられた。
パキスタンでは、男性は男性の医師に、女性は女性の医師に見てもらえるうえ、安い。
このように海外で何度か病院にかかったことがあるが、御国事情は様々。
各国と日本を比較してみる。
日本は医療水準が高く看護士の質も高く、サービスがよい。確かに富裕層向きだ。
金を惜しまない患者を受け入れることは、日本の医療水準を保つためかなり有効であろう。
医師は思う存分腕をふるい、成功例を増やすことができる。
医療関係施設に雇用を増やし、なにより日本に金が入る。
マレーシアやインドネシアの看護学生をそのまま雇ってもよい。海外から語学の得意な看護士を雇い、看護士や医師の日本留学も奨励しよう。
いろいろな人生観を持つ外国人の患者を受け入れることで、固くふるい日本の医療界にいい風がふくことだろう。
日本の低所得者、地方の医療の衰退問題は、別の次元の話として、対策を練るべきだ。そして本来は、そちらのほうをもっと早く解決すべきであった。
共産圏の中国、イスラム圏のパキスタン、北欧の国々では恵まれない人でも最低限の医療はきちんと受けられる。日本は、皆中流志向が続いたために、安く食事し、安く住み、泊まり、安く治療する場が衰退してしまっている。中流、高級の職場は守りつつ、低価格の衣食住、そして病院になんらかの優遇はできないものか。
地元で開業することを条件にする奨学金など(地元で看護士、教師になることを条件にする奨学金があってもよい)市町村単位の特色があってもよいのではないか。
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