2011年3月27日日曜日

NHKスペシャルの視聴、感想。東日本大震災(地震)に関して

「深刻な物不足の解消」をテーマにした今日の番組は、
内容が具体的で濃く、解説者が的確な指摘を行っており、
早急に実現して欲しい案が多かった。

以前から、漠然とした、「はやくなんとかしてほしい」という解決策の伝わってこない意見、
あるいは、見た目の被害の派手な、沿岸部や避難所の報道に偏っており、
倒壊が少ないが人口過密の、仙台の様子がよく伝わってこなかった。
それが、かなり具体的であり、
仙台がすでに暴力で物資の奪い合いが起きるほど深刻になりつつあるというのが、
大げさすぎず、たんたんと報告されていた。

解説者によると、
「物資の輸送は人命救助と同様に行っていかねばならない」

①人口当たりで医薬品の詰め合わせをつくる。
……物資は、発注通りでなく、余ることを前提とする。

②小学校の校区ごとを拠点とする。
……物を送ったら必ず、何が必要か情報を得てくる

③物流ルートは複線化する。
……港に定期便で運ぶ一方で、ヘリでホバリングしながらなど、投下する。
など、うまくいかなかったときに備える。

という意見などここでは全て紹介しきれないが、解説者の熱い思いが伝わってきた。


菰池の意見として、仙台がこれまで東北全体の物流の拠点であり、
コンビニやスーパー、石油基地などの発送の中心であるなら、
仙台以外の東北のためにも、
仮の拠点を早急に、
秋田につくる必要があるのではないか。
(山形が地理的に中心だが、女川に近く、
大きな港や鉄道、高速道路より遠い)

秋田の空き倉庫、あるいは仮設倉庫を建設し、
ノウハウを持つ、仙台のコンビニやスーパーのセンターで働いていた社員を家族後と移住させ、
速やかに長期的に運営できる配送センターを、つくるべきである。

2011年3月26日土曜日

東日本大震災に関するこの「今日の提言」シリーズについて、

現在、大阪府内も、放射線の数値がごくごくわずかながら上がりつつある。
 
おそらく、新型インフルエンザ(豚インフル)の時の方が、
関西の子どもの死亡率が高く、あの頃の方が
今現在よりも、子どもにとって危険であったと信じている。
ただ、インフルエンザなら、流行があり、ワクチンで対応できるのに対し、
原発は災害が、鎮火まで数ヶ月から1年間と長期化の可能性が高く、
住民(日本国民とはかぎらない日本在住者)の放射線障害の原因が
大気中の浮遊物か、水道水か、飲食物か、特定しにくいことが問題である。
 
ただのインフルエンザとは違い、これから、宮城や福島で、
人災により被災する可能性が高い。
 
関東や東北の一部の子ども達の、今後10年の死亡率、
あるいは発電所半径100km内の若者の生殖能力に影響を及ぼす、
今回の事故は、これからが本当の「災害の発生」であるといえる。
 
彼らが子孫を作れず、健康で働けなくなった場合の、日本の損失は、誰が今後補償していくのか。
関西の経済力では、とても東日本の経済まで支えきれないと考えている。
東西ドイツの統合のように、環境がよく福祉の進んでいたはずの東の、統合後の低所得に
発展していたはずの西が引きずられるのが、目に見えている。
 
この提言シリーズは、菰池 環自身の考えを発表している。
多くの内外の人々の声を聞き、資料を読み、この40年間考えてきたことの蓄積である。
だれからも示唆されず、特定の誰かが得をするためでなく、
出来る限り多くの人命がこの提言で、救われることを願って止まない。

2011年3月23日水曜日

中性子線と放射性同位体元素

原子炉からでる電磁波は、温度に関係なく、人間を電子レンジのように焼く。
(電磁波と言うのは、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線などのことである。紫外線は皮膚を焼き、X線は細胞を通過して骨格を写し、ガンマ線は遺伝子を破壊する)

中性子線が、ふつうの原子を放射性同位体にかえることがある。
しかし、中性子線は、原子炉周辺のみで、コンクリートや重金属で遮蔽される。

放射性物質から出る放射線(光の仲間である電磁波、電子、中性子などの粒子)が、
周辺の原子を放射性同位体に変える。
つまり、屋内にいて、外部の空気に触れないようにするという事は、
放射性物質が舞っている大気に触れない、
触れて、鼻や口から体内に取り込まないということである。

遠隔地の農作物、畜産物、海産物、水や土壌の汚染と言うのは、
ふつう、原子炉から直接出る中性子線で変化するというのではなく
(政府の10km四方退避というのは、この直接被曝のつもりではないかと推測している)
空気中を漂う放射性物質が、土壌に降り積もり、雨で作物や家畜の体内に取り込まれ、
その体内で放射線を発する。そして、それを食べる高次の消費者が、体内濃縮して、被曝する。

つまり、安全な土壌、水、そして屋内栽培であれば、
たとえ100km圏内の葉物野菜でも、汚染されていない可能性があり、
たとえ、関西であっても、汚染された家畜飼料を与えていれば、関西の家畜も危険である。
そして、人間も同様である。

なぜ、危険かを考え、冷静に対応しよう。

常識ポテチ
http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/1999/19991222.htm
ウラン臨界事故
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/JCOChainBasic.htm

2011年3月20日日曜日

各県の避難場所についてのアイデア、東日本大震災に関して

集落単位での避難が進んでいると聞き、その効果に賛同する。

お互い声を掛け合ったり、炊き出しなど身の回りのことは、
被災者同士でも出来、そして、古くから付き合いのある人のほうが望ましい。
仮に、崩壊した家屋に戻るにしても、集落単位で戻れれば、
盗難の危険も減るだろう。

警察や救急隊が、捜索がてら警備してまわっている映像をみた。
金庫を集めて保管している映像もあった。日本の治安の良さにたいし、安心した。

また、体力のないお年寄りが、家具を動かしたり、貴重品を取り出すのを、
家族以外の人に手伝ってもらう映像を見た。

このように、いたわり協力し合う風景が、関東や東北の被災地全域だけでなく、
日本全国で普通に見られるような世の中になることを、心から願う。


そこで、被災者受け入れの話であるが、
各地に眠る、家具つきの高級マンション、やや安いウィークリーマンション、
そして、神社、寺院や教会などの宗教施設で、全国各地で地域単位で移動できないものだろうか。
仏教徒の人がキリスト教、あるいはその逆など、本来の信仰とかかわりのないところへ行くことに、
抵抗があるかもしれない。
しかし、異なる宗教に対する理解と言うのは、相手の生活を身近に知ることであり、
それは洗脳を受けると言うことではなく、お互いを尊重しあうと言うことである。

例えば、四国の多くの寺院とその周辺に、八十八箇所にちなんだ宿坊や民宿があり、
地域でバスツアーで受け入れるノウハウをもっているはず。
簡素で、自炊する設備をそなえているところもあるはず。
あるいは、古くからの湯治や温泉施設の周辺にもあるのではないか。

被災地周辺に、新しく仮設住宅を作ることが一番重要であるが、
何十万人の仮設住宅を、短期で作りきることは不可能である。
後でこわす施設に多額の金をかけるより、
その金ですでにある施設を利用できないのか。

この災害で、観光客が激減している、
あるいは、交通の便が良くなりすぎて、
出張で旅館や民宿、ウィークリーマンションの利用が減少しているからこそ、
すでにある施設を、無料または格安で提供できないものか。

2011年3月19日土曜日

放射線被曝について、東日本大震災に関して

2011年3月19日土曜日


放射線被曝について、東日本大震災に関して

放射性物質は放射線を出す。
放射線を出す能力を、放射能があるという。

発電所の燃料も、冷却水も、放射能を帯びている。
炉の周りの熱せられた空気や、冷却水を冷やすための海水は、
本来なら汚染の可能性は少ないが、今回は破損しているために、汚染されているかどうか不明。

爆発によって発生した空気、水蒸気、発電所の建物の破片が汚染されているかどうかは不明。
外部から放水した水が、汚染されているのかも不明。

不明であるのは、放射線は目に見えないためであり、
遠くからの目視ではわからず、また、数値を計測できない。

では、なぜ計測しないのか。
現場に計測器をつける人間、計測を目視しに行く人間が、一番健康被害を受けるからである。
つまり、計りにいった人が、無事に行って帰ってこれるかどうかは、
現場に行って計ってみないと、わからないからである。

すでに計りにいって、高温のため計測不能なのか、
計測に行ったまま、生きて帰ってきていないのか、
正直に公表すべきだ。
一般人にいえないのなら、関西など全国、世界各国の知恵をお借りすべきだ。
それにはまず、専門家にだけは計測値を正直に公表してから、有効な対策法を仰ぐべきだ。

状況がわからなければ、誰もアドバイスを送ることが出来ない。


一般人には、放射線についての予備知識を正確に伝えるべきだ。
情報がないことが、デマや不安を生む。
被曝とは、わかりやすくいえば、日光の紫外線にさらされるようなものだ。

強い日差しでも、数分では皮膚はほとんど日焼けしないが、
たとえ曇っていても長時間屋外にいると、皮膚は日焼けする。

放射線の強さばかりを強調するよりも、暴露時間を減らすよう、
一般人に啓蒙すべきだ。
必ず危ないわけでもないし、必ず安全なわけでもないのは、
日焼けに個人差や状況差があるのと同様だ。

外出時間を減らす、肌をさらす時間を減らす、
花粉症や日焼け対策と同じだと言って、啓蒙すべきだ。

2011年3月17日木曜日

原発は停めてこそ、停めるためには手段を選ばず、東日本大震災に関して、

福島と女川の原発の、海側に土嚢やオイルフェンスを張るべきだと、以前主張した。
放水や冷却の水を、海に垂れ流さないようすべきだ、でないと、日本の太平洋側の海岸だけでなく、環太平洋を汚染する。

そして、原発をいかに早く停止させ、冷やすかということであるが、
初期ならば確かに、
予備の冷却装置、なければ別の冷却装置というのが「初期消火」
次に、ホウ酸や水で全体を冷やすとあるが、
ここまで高温になり、放射性レベルが上昇した後では、天ぷら火災か、化学工場火災のように、
水だけでは「焼け石に水」、あるいは原料や薬剤の飛び散りが心配だと言う。

しかし、何が一番重要か。
放射能漏れを一番防ぐのは、炉を冷やしきって反応を停めること。ならば、
多少の漏れを犠牲に、手段を選ばず、速やかにすべきではないか。
(鉄の融点が1315度、気化する沸点が2750度であるという。
炉の温度が2000度と言うのは本当なのか。
水素が燃えると、1900度になるので、原子炉の周囲の施設を変形させてしまう
爆発したのが本当に水素1900度なのか水蒸気100度なのかで、
冷却方法が違うのではないか。2000度を越えているのに、
水で冷やせるのか、各国のプロの意見を聞きたい)

いずれにせよ、1号機から6号機まで、すべてひっくるめて、
福島も女川も両方、囲ってから冷やしてしまおう。
そして、分厚いコンクリートと水が中性子線を停めると言うのなら、
今から原子炉4つごと入るサイズの巨大なカルデラをつくり、
コンクリートで冷え固めさせられないのか。

カルデラは、海洋の埋め立てと同様、巨大なテトラでおおい、徐々に小さいサイズのものを内側に投下し、最後にコンクリートで護岸を分厚く固め、
その中に、例えば政府の言う海水(しかし水蒸気爆発の危険があるという説もある)や、ホウ酸(そんな大量に用意できるか不明)、またはコンクリート(一度に流して固まるのか不明)で埋設できないのか。
もちろん、基礎がないと地下水や海水などがカルデラ内に浸水する危険があり、
その他もろもろの原子炉の電気系統の問題など、
いろいろな問題点があるのはわかっている。また、そのカルデラに、核燃料がもれでるなど、
それはそれでおおきな影響があることも知っている。しかし
真横に飛ぶ中性子線をとめ、何ヵ月後、何年後のことをかんがえると、少しでも低温のうちに
施設を覆ってから、冷やすべきであると思っている。

ゆくゆく、原発ごと埋めてしまうのであれば、その周辺を利用する気がないのであれば、
半径数キロの家屋を土砂ごと、いづれ取り除くのであれば、重機で掘って、
基礎を作る時間があれば直良かった。

そこまで、今からやるかは、各国のプロと現場の判断にお任せする。

 チェルノブイリ事故現場での数日間の個人的な体験、
元、核安全課副主任「ニコライ・カルパン」のホームページ
 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/karssh.pdf

もう、これ以上水で冷やすと水蒸気爆発につながるのではないかと言う説。
これは、どこまで信頼できる情報かわからないが、ご参考まで
http://elbaal.web.fc2.com/wormwood.htm

被災者救済の次なる課題、東日本大震災に関して

被災者救済のため、ローテクの暖房器具を提唱する。
また、仙台や福島を中心に、大学生および新入生の、関西への編入手続きを急いでいただきたいと思う。

<救済物資>
第一は水、続いて食料

第二はボートや船舶、ヘリコプター、暖房器具、
と書いたが、暖房器具に、火鉢や炭をお勧めする。
火鉢や炭なら、明かりにも調理器具にもなり、金属をあぶって滅菌も出来るのではないか。

雪をうまく利用すれば、飲料水以外の水を確保できる。
今回の積雪の備蓄を真剣に考えるべきだ。
雪の壁で鎌倉のように暖を取れる。
オートキャンプ場など、野外の被災者には、火鉢と鎌倉をお勧めする。


鉄道貨物と船舶で大量に輸送するよう提言した。
救済物資を積んだトラックを燃料満タンにして、
日本海側よりカーフェリーで運び、被災地を回った後、
燃料が空にならないうちにフェリーに戻れば、かなり省エネルギーでしかも早く、各地を回れる。


<大学への編入等>
小中学校の編入だけでなく、高校や関西の大学へ、速やかに編入できるようにしてほしい。
子どもが移動できれば、親も転居しやすい。
仙台や福島の若い世代中心に、早く安全なところへ非難させてほしい。

2011年3月15日火曜日

健康維持の勧め、東日本大震災に関して

被災者の皆さんの健康維持に、
たとえば、皆でできるラジオ体操、あるいは、座ってでもできる、NHKのみんなの体操など、
いつもの放送の復活を願う。

子ども達も、体力が有り余っているが、健康な人を長時間座らせていたり、横にしていることはよくない。
かといって、激しい運動をして、汗をかいたり、無用な体力の消耗をすべきではない。

よって、皆で明るく取り組めるような体操、ストレッチ等を望む。

文化財等の保存はいかに?、東日本大震災に関して

物資が不足している東北地方で、倉庫に眠る食料を皆で分け合う事態になっているという。
アメリカの巨大台風の時もそうであるが、生きるか死ぬかの時に、
放置された物資で、力のあるものが奪い合うことのない様、
かといって、警察や自衛隊が武力で無力な市民を鎮圧する事態にならないよう、
放置された物資を公的に公平に分配できないものであろうか。

その折に、個人あるいは博物館、寺社に眠る貴重な文化財を、なんとか守る手段はないのか。

また、崩落した斜面、海沿いの岩盤に、多くの貴重な化石が露出していることもありうる。
災害が落ち着き次第、調査願いたい。

海岸への一般人の出入りをできるだけ減らし、何度も述べるが、
内陸、日本海側、北海道等へ、健康な人々を早く移送してもらいたいものだ。

被災者の相互支援方法の案

被災者の相互支援方法の案

健康なうちに、体育館にいる被災者を、すみやかに店舗がある普通の市町村へ
移動させるべき出会である。

しかし、
それまでの暫定措置として、支援物資の分類、配布等、
被災者からボランティアを募り、自主運営させるべきである。

そして、物資に余裕があるなら、ゆくゆくは、
パンの屋台、飲食物の屋台を運営させ、
金のある人は、付加価値の高い物資を買い、
金のない人が運営側にまわることで、生活資金や活動資金、あるいは貴重な医薬品を手に入れられるよう、あえて、濃度差をつけるべきではないか。

金のある人は、小麦アレルギーがあれば、千円だしてでも一個のおにぎりを買う。
金を出すのがいやなら、皆と同じ菓子パンを食べればよいのである。
また、同じ種類の物資が全員に行き渡らないのであれば、
消化のよいものは病人に優先させるなど、差別化をしていかなければならない。

とにかく、新たなボランティアを外部から補充するくらいなら、
健康な人を、とくに体力や適応力のある子ども達を、どんどん働かせるべきだ。
そして、介護経験のある人は老人の介護ボランティアを、
学生や塾経験者は、子ども達に4月からの新学期に向けて、子どもに勉強を教えてやって欲しい。
子ども達が、仮に4月以降、どこかの小中学校に編入したときに、すぐに溶け込めるよう、
してやってほしい。

2011年3月14日月曜日

農業、鉄道、道路復興計画に関して

日本の自給率を上げるため、東北の低地を広大な水田化することを提案した。
これを機に、土地を手放す人から農地を買い上げ、職の無い若者にすでにある北信越の高価な農機具を貸し与え、日本の農業を変えることができる。

鉄道は、内陸に引きなおし、車の輸送ではなく、物資はこれから鉄道輸送に戻していくべきだ。
鉄道の利点は、いざとなれば、電車ではなく、ディーゼル、最悪木材や牛馬に挽かせても走らせることが可能である。レールがあれば、かなり重いものを少ない力で大量輸送できる。

石油の高騰がますます予想される中、
今は電気で走らせるとして、貨物輸送を目指すべきではないか。

東北を全国のモデル都市にしていく。
この、こころいきが、被災者に一番の心の支えとなる。
被災者は、今、いくらでも時間がある。

避難所でつまらない暗い世間話をしているくらいなら、
次に建てる家は、こんな家がよい、あるいは、こういう家なら大勢の人が助かった
という情報を集めるよいチャンスではないか。
仙台も関西に負けない古都であるときいている。
東北の街がどうあるべきか、被災者が知恵を出し合って、
この数日を乗り切れるのではないか。

テレビ局や新聞社は、被災者が一番求めているのは情報であるという。
それは、ある意味正しい。家族の安否が生きる支えである。
しかし、マスコミは自分達の存在意義を肯定しているに過ぎない。
現地に向かう意義は、被災者に必要な情報を与えているばかりではない。
同時に、安全なところにいる人に、「娯楽」を与えている。これは、ショーではない。

本当に被災者のことを考えるなら、生きてこそ。
生き残ってこそ家族の再会がある。
まずは、安全に自活できるよう、孤立した高台や避難所ではなく、
速やかに人間の生活ができる都市や山間部に移動させるべきだ。

そして、被災者の意見を尊重した復興をすべきだ。
マスコミは、その情報の伝達者として、私は期待している。

避難生活について、アイデア募集を

戦前、戦中を経た人の多くは、水害や災害のノウハウをたくさんもっている。
是非、口コミで、アイデアを集めて欲しい。

小さい頃、山登りの好きな父が、「身体が濡れたときは、背中に新聞紙を入れるだけで暖が取れる」。と、登山に必ず新聞を持たせたことを思い出す。
空気の層をたくさんつくることで、身体はよりあたためることができる。

また、避難所が体育館の場合、カーテンや垂れ幕、ダンボールがあるなら、是非、周囲の壁の下側を覆って、冷気が入らないよう工夫。避難者同士に仕切りがあれば、プライバシーが守られ、安眠できる。そういったノウハウは、阪神や中越の被災者にもあるはずだ。

介護経験のある人なら、同じ姿勢で眠る危険もよく知っているはず。床に少しでも枕やクッションになるものがあるだけで違う。休む姿勢を意識して、使用することも必要だ。

調理調達しなくても水分や栄養をとる方法は?ハンカチやマスクで口を覆う、汗で口を湿らせるなど、知恵はある。

とにかく、3人寄れば文殊の知恵、いろいろな知恵を集めて、現地にあるもので工夫できるよう、働きかけていこう。

復興計画に関して

太平洋岸の人々の、仮設住宅、あるいは住宅の再建について。

この先、温暖化等で海水面が上がり、地下水くみ上げ等で地盤沈下することを予想し、
住宅は高台を中心に、低地は区画整理された水田にすべきだ。

住宅街は、間違っても、バラックが混在するのではなく、災害に強い、消防車や救急車の通れる広さの道をきちんと整備すべきだ。

何万人、何十万人が避難するこの災害を、美しく強い都市へ変貌させる貴重なチャンスだと思う。
仙台の100万人を一気に移動して、一から都市をつくるということは、先月まではありえない、空想の世界であったかもしれない。しかし、そういうチャンスを今回、与えられたのだ。
(東京と大阪は、戦後、そのチャンスを生かすことができなかった)

日本の町並みは、どうあるべきか。
これまで、東京をモデルにした、どこにいってもどこにでもある街であった。
雪の多い土地を生かした、雪を蓄える設備、道路に雪を溶かす設備、
地下に雨水を溜めて飲料水以外をまかなう、エコ都市に、東北が生まれ変わるかもしれない。

年配の人でも、安全に屋根に上がれて、雪かきできるデザインなら、今回、屋根に逃げて
漂流しながら助かった人がもっと増えていたことだろう。
東北の人が、東北の設計士、あるいは西洋でも北部の寒冷な都市を参考に、
関西や関東にない、街づくりをする、その応援を、関西や関東ができれば望ましい。

2011年3月13日日曜日

被害を阪神淡路、バンダアチェと比較する。


阪神淡路大震災の死者:6,434 行方不明者:3 負傷者:43,792名を越えている。
死者の80%相当、約5000人は木造家屋が倒壊し、家屋の下敷きになって即死した。
避難人数 : 30万名以上、被害総額 : 10兆円規模であった。
Wikipediaより。2011年4月15日加筆訂正)

wikipedia


また、バンダアチェ州では、津波では128515人、行方不明者37063人であり、
4人に一人は発見されていない。
DRI調査レポートより。2011年4月15日加筆訂正)

長期展望であたるべきだ。

農水省のHPより添付、自然災害時の借金「セーフティネット資金」

農水省のHPhttp://www.maff.go.jp/j/saigai/index.htmlより添付、



<自然災害などの影響を受けた農林漁業者の皆様へ>

自然災害時の借金「農林漁業セーフティネット資金」
お近くの公庫支店まで、
(株)日本政策金融公庫フリーコール
0120-926-478
平日 9:00~17:00

600万円まで、
金利0.75~0.95%(平成23年2月21日現在)
償還期限10年内

(2011年4月15日現在、こちらのホームページ閉鎖中。加筆訂正)


<平成23年(2011)東北地方太平洋沖地震の被害と対応>

経営局経営政策課災害総合対策室
担当者:真鍋、橋岡
代表:03-3502-8111(内線5132)
ダイヤルイン:03-3502-6442
FAX:03-3592-7697


被災地の皆様へ、ご参考まで。
文責 菰池 環

東北関東大地震の避難方法及び援助について、まとめてみる

東北関東大地震の避難方法
<一時避難>
津波や地震など、一刻を争うときは、荷物を少なく、急いで避難を
揺れが収まったら屋外へ、そして、手近な鉄筋のビル、トイレや食料があるビルが望ましい。
身近な人の点呼を済ませたら、年寄りや乳幼児を連れてすぐに避難。
家畜やペットは津波の時は自力で逃げられるよう、逃がしてやって欲しい。


<二次避難>
時間があるならば、自分の食料や医薬品は自分で確保しよう。
金のある人は店で購入し、体力のある人は進んで食料や医薬品を運んであげよう。
被災者自身が、別の被災者を助けるのが基本。
(登山でも、まず、自らのグループで仲間を助ける。能力のない人は、足手まといにならないよう、できないことに手を出さないのが基本だ)

県は、被災者が来たら公共施設を快く開放して、早く太平洋岸で孤立している被災者を、山間部の自活できる集落まで避難させよう。
遠隔地の都道府県は、隣接県を物的、人的に支援しよう。
(プロが救助が基本。一般人は邪魔にならないよう、指示に従い、後方支援に徹せよ)
(2011年4月19日、太字の誤字訂正)

<短期~長期的な仮設住宅>
それぞれ、西、または北の交通の便のよい農村で仮設住宅を。
(太平洋戦争時の疎開のイメージをもつとわかりやすい)

余裕のある人は、南下せず、北海道など食料医薬品、そして農林業など仕事のあるところへ。
今ある農作物を確実に収穫し、安全な倉庫に確保を。
農産物や海産物はできるだけ正規ルートに乗せず、被災地にとどめよ。

<関東以北の都道府県>
隣接県は、これまでどおり、農業を維持し、商店や会社が維持できるよう、努力を。
そのために必要な内容を、西日本に発信して欲しい。

<中部以西の都道府県>
西日本の近畿、四国中国地方、九州は他人事ではなく、日本の発展のために、
関東や東北が早く経済的に自立できるよう、自らのためにも努力するべきだ。
古都、京都や奈良は、平安時代を思い出し、東日本の民の暮らしに思いを寄せて欲しい。
兵庫、大阪は、阪神淡路大震災を思い出し、自分たちの時に東日本に何をして欲しかったか、よく思い出して行動して欲しい。
四国は人口密度が低く、食料や電力に一番余力があるはず。四国の人は自分達が日本の中心だと胸を張って、援助にあたって欲しい。
日本海側の雪に慣れた都道府県は、雪国に必要なものを思い出して送って欲しい。
広島、長崎は、原発で不安に思う福島の人々に、援助と励ましを。
九州は、台湾、中国、韓国と古くから交流のある国際感覚の進んだ都道府県だ。持てる人脈、コネでもって、日本の復興にあたって欲しい。

日本が助かるかどうかは、西日本の援助にかかっている。
まず、西日本は都道府県で自立できるよう、公的機関の充実を。警察官や消防士、不足しているなら臨時でも正規でも確保しよう。消防団やボランティアにばかり頼っていては長期的に疲弊する。
関東以西に送った資材や輸送手段はもう、置いてくるつもりで、資材や輸送手段の補充に努めよう。

原発のメルトダウン、汚染物質の除去に関して

現場の土壌、海水の拡散を、くいとめよ。


現場のを土嚢で封鎖せよ。土嚢は2重、3重、狭い範囲と広範囲の両方が望ましい。
そして、できるだけ狭い範囲の海水をリサイクルして、原子炉を冷却せよ。
(冷却水での冷却が高温で手遅れであるならば、
速やかに化学消火、コンクリートで埋める方向で検討せよ。 3月17日加筆訂正)
(2011年4月19日現在、太字誤字訂正)

汚染水が、被災地の海岸に蔓延すると、助かる被災者が犠牲になるだけでなく、
救出に迎えない、沿岸の救出者も被曝する。

住民や物資の輸送は、少なくとも3段階のピストン輸送をせよ。
関東に近づいた車は、フォークリフトやクレーンを使って、
できるだけ物資は人手を介せず、トラックからトラックへ移動させよ。
関東から福島周辺に近づいた物資も、福島県内のトラックに積み替えよ。
そして、肝心なのは、福島県内の物資や車両をできるだけ、持ち出すな。
土壌汚染をひろげるな。
出るときは、車両をしっかり洗い、汚水は川に流すな。


人間もしかり、周辺住民、子どもから非難させよ。
50~100km圏内のこどもをまず、200km圏内まで避難、10~50km圏内の子供を
100圏内まで避難、順々に外に送れ。

そして、申し訳ないが、関西以西の子どもが汚染しないよう、関東の農産物や魚介類を、
関西で売るな。関西の子ども達に、はやく、ヨウ化カリウムの服用を。
(ヨウ化カリウムは甲状腺ガンにしかきかないので、
生殖腺や白血病には効かない、過信しすぎないように。
汚染した物質を肺や胃に入れないようにするのが、基本
入らないようにマスク、関西へ避難、それでも摂取する危険があるからヨウ化カリウムだ)

体内被曝を防がなければ、本当に日本が沈没する。

2011年3月12日土曜日

対策支部を分けられないのか、東北地方太平洋沖地震に関して

警察、消防、自衛隊、行政民間の縦割りではなく、

原発対策チーム……原子炉の維持保全、福島地方住民避難
津波対策チーム……津波の監視、船舶、海上からの支援。海上へりポート。輸送船。
火災対策チーム……都市の消火活動
瓦礫救出チーム……県別レスキュー、隣接県、海外支援
物資輸送チーム……道路や橋のメンテナンス、陸上輸送など。陸上のヘリ離発着。

などにわけられないのか。
でないと、原子炉に集中していては救助が援助が進まない。
もちろん、原子炉が第一優先課題であり、管首相が自らおもむき、
現場で指揮を取ったことは評価に値する。が、日本、世界全体を考えねば。

日本人が、原子炉に近い南部の救助にあたり、海外の救助チームは仙台以北の原子炉からできるだけ離れたところに派遣する配慮が必要だ。

原発対策に思う、東北地方太平洋沖地震に関して

せっかく20km避難であったのが、10kmに訂正されて、残念に思う。

各国からヨウ化カリウムを援助してもらい、
子ども優先に毎日服用させられないものか。

チェルノブイリ原発では、多くの子どもが甲状腺がんで数年後に亡くなっている。
ヨウ化物の予防が必要だ。
救助に行く警察官、消防士、自衛官にも、ぜひともヨウ化カリウムを持たせて欲しい。

体内被曝を防止して救助せよ、東北地方太平洋沖地震について

ヨウ化カリウムが、通販でも手に入る。
救助に向かう警察官や自衛隊員、そして、できれば福島県の子ども達に、
甲状腺に放射性ヨウ素の取り込みを防ぐヨウ化カリウムを摂取できないのだろうか。

(ヨウ化カリウムは甲状腺ガンにしかきかないので、
生殖腺や白血病には効かない、過信しすぎないように。
汚染した物質を肺や胃に入れないようにするのが、基本
入らないようにマスク、関西へ避難、それでも摂取する危険があるからヨウ化カリウムだ)

2011年3月11日金曜日

津波からの避難、東北地震

津波は、時速何百キロもスピードがある、車で逃げず、
手近な鉄筋のビルに避難すべき。
4mの津波なら、3階以上に
7mなら、4~5階以上に避難しなくてはならない。

そして、余裕があるなら、子どもやお年寄りに声をかけ、
食料やトイレのあるビルを選んで逃げるべき。
救助は、何日後になるかわからないからだ。

今、地震でつぶれた建物に、閉じ込められた人々が、つぎつぎ火事で焼け死んでいる。
今、流された家の屋根や浮遊物の上で、海上で寒さに震えている人が、つぎつぎ溺れ死んでいる。
一刻もはやく、人海戦術で、火災の消化、原子炉の冷却をすべき。
(冷却水での冷却が高温で手遅れであるならば、
速やかに化学消火、コンクリートで埋める方向で検討せよ。 3月17日加筆訂正)

たくさんのボートがあれば、海上から人を救える。
撮影のヘリは、ついでに、援助物資を積んで、投下できないのか。

毛布や、自炊できる設備は、あればあるだけよい。
全ての人が救助されるまで、何日かかるか不明。
少しでも、多くの人が助かるよう、もちこたえられるよう、
まるで、順々につくるのではなく、同時に何班で高速道路をつくるように、
同時に沿岸をまわって、優先順位をつけて救助できるほど、余裕を持つべきだ。

県によって、応援する県や外国をだれか割り振る人はいないのか。
市町村ごとにチームがかぶらないようにし、
クライストチャーチのように、救助したかどうかの確認ミスのないように、
確実に、トリアージなどの記録をし、救助隊がかぶらないよう、後手後手にならないよう、
最初から作戦をきちんと練るべきだ。

とにかく、自衛隊や警察、道路閉鎖を維持できるような人材の派遣、
電車の乗り降りに、れつが維持できるかどうかで、短時間の移動というものは決まる。
秩序を保つのは、倉庫からの強奪から守るためではなく、市民を守るため、
健康な人を早く安全なところに移動させよう。

東京も、人口を抱えていると、機能しないまま、物資が減っていく。
東京から援助物資を送るどころか、東京に物資が必要なようではだめだ。
原発のこともあり、首都圏に人口が集中しているのは危険だ。
冷静に、人口密度を減らすように。
首都圏の人口が少なければ、安全に順々に避難できる。

真面目に、関東、及び関東以北から西に、無関係な人を移動させよう。
そして、東京より遠い青森から、北の忘れられそうな人から、
意識して救助しようではないか。

太平洋の海側から、健康な人を日本海側にむけて避難させよう。
津波の収まったときに、冷静かつ早急に避難させよう。

救助は、同時に多角的に、東北地震に関して

かなり広範囲の被害ということで、まず、遠くから考えるべき。
救助の要請は、外国から早めにできないのか。

そして、太平洋岸に移動するより、物資の輸送は日本海側から多角的にすべきだ。
青森は北海道から、
岩手は秋田から、
それぞれ、隣接県からプロの消防、警察、その他応援を至急すべきだ

そして、物資輸送は、日本海側の高速道路、日本海の海路を使用すべきだ。
(大きな船は沖に止めて、人海戦術で小さな船で護岸に近づくことはできないのか)
関東及び関東以北、個人の車は原則使用禁止にし、道路は一車線は緊急用でコーンで隔離し、
緊急車両、近隣の援助物資の輸送に限定すべき。
遠距離の移動は日本海側を優先すべき。

関西から、プロのトラックやバス輸送、あるいは物資の運搬分類の人足をかき集めて、
公的機関が組織して、派遣できないのか。
ゆくゆく、復興の時に、関西の企業が活躍する場がある。
関西経済牽引の先行投資と思い、不況対策として、組織できないのか。

3月11日9時半現在、地震から約7時間、津波で身体の濡れた避難民が、
氷点下の寒さで、あるひとは卒業式の服のまま、ある人は防寒着も暖房もないまま、
閉じ込められ、避難しているのだ。

アメリカ、ニューオリンズの水害のように、避難所でつぎつぎ死者を出さないよう、
早急な対策が必要だ。

福島原発周辺から緊急避難させよう!東北地震に関して

福島原発の半径2kmで避難勧告が出ている。せめて、半径100kmの緊急避難はできないのか。東京から観光バスなどで、どんどん、ピストン輸送で郊外、できれば西に避難させるべきだ。

3月11日10時に、原子炉の冷却装置が止まり、代替措置のめどが立っていないという。

(冷却水での冷却が高温で手遅れであるならば、
速やかに化学消火、コンクリートで埋める方向で検討せよ。 3月17日加筆訂正)