2011年3月14日月曜日

復興計画に関して

太平洋岸の人々の、仮設住宅、あるいは住宅の再建について。

この先、温暖化等で海水面が上がり、地下水くみ上げ等で地盤沈下することを予想し、
住宅は高台を中心に、低地は区画整理された水田にすべきだ。

住宅街は、間違っても、バラックが混在するのではなく、災害に強い、消防車や救急車の通れる広さの道をきちんと整備すべきだ。

何万人、何十万人が避難するこの災害を、美しく強い都市へ変貌させる貴重なチャンスだと思う。
仙台の100万人を一気に移動して、一から都市をつくるということは、先月まではありえない、空想の世界であったかもしれない。しかし、そういうチャンスを今回、与えられたのだ。
(東京と大阪は、戦後、そのチャンスを生かすことができなかった)

日本の町並みは、どうあるべきか。
これまで、東京をモデルにした、どこにいってもどこにでもある街であった。
雪の多い土地を生かした、雪を蓄える設備、道路に雪を溶かす設備、
地下に雨水を溜めて飲料水以外をまかなう、エコ都市に、東北が生まれ変わるかもしれない。

年配の人でも、安全に屋根に上がれて、雪かきできるデザインなら、今回、屋根に逃げて
漂流しながら助かった人がもっと増えていたことだろう。
東北の人が、東北の設計士、あるいは西洋でも北部の寒冷な都市を参考に、
関西や関東にない、街づくりをする、その応援を、関西や関東ができれば望ましい。

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